卸町五丁目公園の野鳥

今年の2月に事務所名を「関口税務会計事務所」と変更するとともに、事務所の所在地を若林区卸町五丁目に移転しました。

第二喜和ビルの花屋さんのイーストガーデン様の2階です。

2階の廊下から通りを挟んで広い公園が見えます。野球のグラウンドがある卸町五丁目公園です。

移ってきたばかりの頃は寒いので廊下から見ているだけでした。

公園には木が植えられていて、大きなモミの木にトビがいつもとまっています。

トビはじっとして何をしようとしているのかは分かりません。

朝の出勤時はシジュウカラ、ハクセキレイ、カワラヒワなどが遊んでいます。

ある時聞きなれない声だと思って公園に入ってみたら、なんとベニヒワが二十羽以上木にとまって遊んでいました。

いい子たちだ、シベリアから飛んで来て卸町まで来てくれたのか、と朝に感動しました。

3月13日に初めて昼休みに公園を一廻りしてみようと思い立ち、事務所に近い東の入り口から入って反時計回りに散策を始めました。

馬酔木の白い花とピンクの花が咲いていていましたが、木々の新芽はまだです。

スズメはいっぱいいて、一廻りするうちに3グループに会いました。

ツグミやヒヨドリなどに出会い、最後に鉄棒で体を伸ばしました。

風がなく暖かい日でしたので、15分ほどのウォーキングでしたが満足感に浸り、その後毎日、ズック靴に履き替えてゆったりと歩いています。

(オオイヌノフグリに似ているが種名は分からない)

(大きなユキヤナギ)

四月に入ってくると、ツクシが出始め、タンポポは咲き、柳の大木は葉が日々黄緑に染まってきて、春の盛りを迎えようとしています。

4月14日、ネット裏のほうまで行くと草の上にイソヒヨドリのオスがいました。

あまりにビックリして自分がスマートフォンを持っているのも忘れてしまい、絶好のシャッターチャンスを逃してしまいました。

間違いようのない色合い、頭部、喉から背中にかけてコバルトブルーで腹部はレンガ色です。

翌日また出会いました。

今度は求愛行動中でした。けやきの枝にメスのイソヒヨがいます。

昨日のオスがメスの周りで枝を移りながら高らかに歌っています。

豊かな抑揚と複雑な音程の鳴き声はまさに絶品です。

メスの色合いは全体的に茶系統とベージュでカラーリングは地味ですが、全身に細かなまだら模様が入り、独特の繊細な美しさがあります。

私は昨日の挽回とばかりに近づいて写真を撮ろうとしましたが、気づかれてオスは隣の倉庫の方に飛んでいってしまいました。

しかしメスは同じ枝に止まったままでした。

そして囀りだしました。すぐに彼氏が戻ってほしいと思ったのでしょうか。イソヒヨはメスも囀ります。

このペアが無事カップルとなり、この五丁目公園で子育てをしてもらいたいものです。

(イソヒヨドリが鳴いていた)

(木に止まっているイソヒヨドリ)

イソヒヨドリは普通その名の通り海岸地帯の崖などに生息しています。

私は奥松島の海岸の外れにある島の崖で見ました。

ヒヨドリと付きますが、ヒヨドリの仲間ではなくツグミの仲間です。

もうすぐにツバメも渡ってくるでしょうし、カッコウもヒマラヤスギの梢で鳴いてくれるでしょう。

そうなれば、初夏ですね。木や花も一斉に新芽を出す季節です。楽しみです。

(小さな水仙)

(新芽がきれいな柳)

(和)